『ZEB』新社屋が完成
2023年3月に『ZEB』を導入した当社豊後高田本社の新社屋が完成しました。ZEB化により、建物で使用するエネルギーの収支をゼロ以下にすることを目指し、カーボンニュートラルの実現に貢献しています。2023年で創業80周年を迎えるにあたり、当社の掲げる「100年成長企業」を体現するとともに、地域環境に寄り添い、地域の方々の心の拠り所、社員の誇りとなる企業であり続けたいと考えています。
[建物概要]
- 建築主
- NNホールディングス株式会社
- 建設地
- 大分県豊後高田市新地1071
- 建築面積
- 578.06㎡
- 延べ面積
- 1020.28㎡
- 主要構造
- RC造2階
- 竣工
- 2023年3月
- 一次エネルギー削減率
- 創エネ含まず61.0%/創工ネ含む104.0%
新社屋から見る『ZEB』のポイント
必要なエネルギーを減らす
- 1. Low-E複層ガラス
- 2. 高性能断熱材
- 3. 光ダクト
エネルギーを上手に使う
- 4. 自動調光システム
- 5. 高効率空調機
- 6. 全熱交換器
- 7. ヒートポンプ給湯器
- 8. 蓄電システム
- 10. ZEBモニター
再生可能エネルギーを活用する
- 9. 太陽光発電
1. Low-E複層ガラス
2. 高性能断熱材
3. 光ダクト
空調効率を向上させるため、高い断熱性能と日射遮蔽(しゃへい)性能を両立する「Low-E複層ガラス」や「高性能断熱材」を使用。「光ダクト」で太陽光を室内に取り込むことで照明の使用率を低減します。
4. 自然調光システム
建物内で合理的にエネルギーを使うため、照明は「自動調光システム」を導入し、常時人が滞在しない場所は人感センサーを使用して電力消費を抑えています。
5. 高効率空調機 /6. 全熱交換器
建物内で特に大きなエネルギーを消費するのが空調設備です。高効率空調機(省エネ性能を表す「通年エネルギー消費効率」は7.1~7.5)を導入。さらに、換気による熱損失を軽減する「全熱交換器」を導入することで空調機の負荷を低減しています。
7. ヒートポンプ給湯器
給湯器は一般的にはガスを燃焼させてお湯を沸かすものが多いですが、当社では外の大気熱を回収することによって、より少ない電気エネルギーでお湯を沸かすことができる「ヒートポンプ給湯器」を採用しています。
8. 蓄電システム /9. 太陽光発電
省エネだけでは削減できなかったエネルギー消費を、太陽光発電によって自分たちでつくりだすことによって、エネルギー収支をゼロ以下にしています。また、蓄電システムを導入し、余った電気を蓄え、エネルギー消費が多い時期に活用することでエネルギーの“地産地消”を可能にしています。
10. ZEBモニター
建物全体の電力の使用状況や太陽光発電による創エネの状況を専用システムで把握・可視化することで、運用改善につなげています。当社では、正面玄関にディスプレイを設置し、社内外のどなたでもご覧いただけるようにしています。